–予約販売– 長野のしめかざり 2
すっかり秋めいてきましたね。
もうすぐ11月。今年もあと2か月ほどです。
年末年始しめかざりのご予約を受け付けております。
11/7(日)までは定価の5%引きとなりますので、この機会にぜひご利用ください。
そして、今回も引き続き、長野県のしめかざりをご紹介します。
5. 一望千里(いちぼうせんり)
こちらはふたつの輪を眼鏡に見立て、
タッセルのようなふさふさが付いた、
リボン型のしめかざりです。
眼鏡のように掛けることで、「先の見通しが立つ」という
意味が込められています。
少し先のことすらもどうなるかわからないような
そんな世情の続く数年でしたが、
来年こそは霧が晴れて視界が開け、
良い方向に向かいますように。
6. 叶結び(かのうむすび)
こちらは、今回ご紹介しているしめかざりの中でも
とくにご好評いただいている「叶結び」です。
水引やお守りなどでも使われる装飾結びの一つで、
願いが叶う、縁起の良い結び方ともいわれています。
小ぶりなサイズですので、
室内のお好きなところに飾って、
一年を通して楽しまれてはいかがでしょうか。
7. 鳩(はと)
こちらは鳩の形に模したしめかざりです。
西洋と同様に、日本でも平和の象徴として
古くから神社などで大切にされてきた鳩。
私自身も、平和を願いつつ、
今こうして穏やかな暮らしが送れることに
感謝しながら飾りたいと思っています。
正面から見ると、紙垂(しで)に隠れて見えにくいのですが
このように輪っかになった部分は
2本の綯い縄(ないなわ)がねじれて交差しながら
ひとつの輪を形づくっています。
鳩の羽は、「モト」と言われる稲わらの根元を使用しています。
モトの反対側は「ウラ」といい、穂先のことをさします。
ウラは鳩の首と頭部分をかたどっています。
両側の羽を表すのに、2つのわら束を使うため
輪のところでねじらせているのです。
丁寧な作りで、じーっと眺めてしまいます。
8. 百福(ひゃくふく)
丸い桟俵(さんだわら)が印象的なこちらの掛け飾り。
桟俵とは、俵の両側につける円形のわら蓋のことで、
こちらのかざりでは太陽を表しています。
左上に顔をのぞかせているような2つの輪は
地球と月に見立てたものです。
そのまま飾るのもよいですが、
桟俵の部分に、ナンテンやセンリョウ、マンリョウなどの
赤い実を付けた植物を挿して
ポイントにするのも、また良さそうです。
実店舗の開店日には、店頭でもご覧いただけるように
サンプル品をご用意しております。
お気軽にスタッフにお声がけください。
次回は、東京のしめかざりについて紹介いたします。
イチカワ アヤ