–予約販売– 東京のしめかざり
今回は、弊店でお取り扱いしているうちの
東京で製作されたしめかざりについて、ご紹介したいと思います。
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私たちにとって最も馴染みがあり、
弊店でしめかざり販売を始めるきっかけともなったのが、
こちらの「ごぼうじめ」です。
今、使用している実店舗の建物は
弊店三代目のころ、1958(昭和33)年に建てられたもので、
店舗の奥側には、その頃に取り付けられたと思われる神棚が鎮座しています。
毎年、暮れになると六尺のごぼうじめを買い求め、
その1メートル50センチほどの神棚に一年を通して飾り、
翌年の末に新しいものに付け替える、というのが慣例となっていました。
三代目のころから続いていた慣わしで、
そのころからのお付き合いとなる、近隣の商店街のお店に
毎年予約を取ってお願いをしていたのですが、
残念ながら、数年前に店仕舞いされてしまいました。
六尺となると、通常生産されているごぼうじめの中では
最大サイズで、なかなか市販では手に入りません。
どうしたものかと考え、かねて、ご来店くださるお客様から
しめかざりについてのお尋ねやご要望をいただいていたこともあり、
それならば、きちんとした品質のものを自分たちで取り扱い、
神棚にも飾って、みなさまにもお届けできればと、販売を始めることとなりました。
それでは、東京の江戸川区で製作されているしめかざり、6種類をご紹介します。
東京のしめかざりに付く「紙垂」や「御幣」は、
封筒に入れてお荷物に同梱いたします。
それぞれの商品ページに、紙の折り方や付け方の動画を載せておりますので、
お取り付けの際にご参照ください。
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1. ごぼうじめ 二・三・四・六尺 4サイズ
一文字に縄を綯った(なった)ものです。
同じように一文字に綯われたものには、
縄の真ん中が少し太くなった「大根じめ」と
呼ばれるものもありますが、
こちらは一定の太さで仕上げられています。
主に神棚、玄関に飾られるもので、
その横幅に合わせてサイズ展開があります。
「一尺」や「五尺」がご希望の方は、
「ごぼうじめ」のいずれかのサイズを選んでご購入いただき、
備考欄にその旨をご記載いただければ、対応いたします。
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2. 玉かざり 二寸・三寸・五寸・七寸・尺玉 5サイズ
東京のしめかざりで、ご好評いただいている玉かざりです。
こちらは赤白の「御幣(ごへい)」と呼ばれる装飾品が
付いています。
このまま飾られるのもよいと思いますし、
このほかに、裏白や譲葉などの装飾品を
用意して、取り付ける方もいらっしゃいます。
お好きなアレンジでどうぞ。
![](https://takekagoya.blog/common/uploads/DSC_0218-3-1024x681.jpg)
3. 荒神(こうじん)
こちらは台所の神様(荒神様)に飾るものです。
左側がキュッと上がった作りが特徴的です。
写真では大きさがわかりにくいですが、
それほどの場所を取らない、小ぶりなしめかざりです。
![](https://takekagoya.blog/common/uploads/DSC_0167-2-1024x681.jpg)
4. 板じめ・ナイサゲ 1間
こちらは玄関や神棚、店先に飾られることの多い掛け飾りです。
写真の上がナイサゲ、下が板じめです。
一見すると違いがわかりませんが、縄の太さが異なります。
神社などでは、腐食・劣化することの少ない、
樹脂製のしめ縄が飾られているのを見ることがありますが、
飾りたての清々しい青みから、時とともに黄色味が強くなっていく、
その稲わらならではの色や質感の移り変わりも
またいいものではないかと思います。
![](https://takekagoya.blog/common/uploads/DSC_0226-2-1024x681.jpg)
5. 輪かざり
しめかざりというと、「願掛け」のタイプが多いですが、
こちらは「感謝の念」を込めて飾る、珍しいタイプのように思います。
台所の蛇口、トイレなど水回りに飾られたり、
仕事道具、おもちゃや自転車など、
日々の暮らしを豊かにしてくれる道具への労いとして。
こちらの作り手の方々は、お父様の代からしめかざりを作り続けていらっしゃいます。
ひと昔の前の注文量に比べると、昨今はグッと減っているそうです。
昔ながらの「神棚」や「玄関」がある建築様式が減ったことや、
近くのスーパーでも輸入された安価なしめかざりが売られるようになったのが
その要因だとおっしゃいます。
お話を伺うと、そういった輸入品に比べると
多少、値が張るかもしれないけれど、
国産の確かな材料を使い、自らの手で作っているという
確固たる自負をお持ちだと感じられました。
みなさまにも、実際に手に取って、
ぜひその感触を確かめていただきたいと思う品々です。
イチカワ アヤ