世界かご編み大会2023 in ポーランド 7 -ポーランドに隣接する国々-

スウェーデン、ドイツ、ポーランドのセルフェンタメンバーとの植物園、
と展示や交流をして来ましたが、他にもまだ展示やブースを出している国がありました。

まずは、ポーランドの東南地方が隣り合っているウクライナからです。
大変な状況下にありながらも、素晴らしい展示を準備され、販売ブースも展開していました。
ポーランドの多くの難民受け入れの話などを聞いていたので、
このウクライナのみなさんの展示のパワーには驚きました。
人々の生活は続いている、のだと。

続いては、ポーランドの南で隣接しているスロバキアの展示です。

続いては、反対にポーランドと北で接するリトアニアのかご販売ブースを訪ねました。

最後は地元ポーランドのかごの販売ブースです。

数日間の大会ですと、時間が足りないほどの各国の展示やブースの数々でした。
島国の日本と違い、大陸ゆえ、ポーランドの隣国から陸路で移動して来られる
みなさんの強さ、たくましさも感じられました。

再会を喜んだり、近況を報告し合ったり、かごや素材についての質問をしたりと、
コミュニケーションができる方達とは、できるだけお話をするようにしていたのですが、
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
話し足りない方には、会場で会うたびに何度も話をしたり、トイレでばったりあったときにまた話したりと。

お互いが英語ネイティヴではないからこそ、シンプルで核心の話をしていける良さ、
そして、何より同業のため、言外の表情やジェスチャーでその意味がわかることも多くあります。

良い材料の確保、生産の効率化、かごの価値の下落、後継者不足、売り手不足、技術の消失などなど、
抱えている問題は、世界中でおおよそ「同じ」と言えます。
聞いている限り、日本よりももっともっと、厳しい現実を各国が抱えているように感じます。

まだまだ私たちのような小さいお店でもできることや、やるべきことがありそうです。

スロバキアやリトアニアのみなさんのかごは、
今後、弊店でも少しずつですが、ご紹介していきたいと思っています。
良い関係を築くのに、それぞれ時間はとてもかかると思うのですが、
気長にお待ちいただき、お楽しみいただけたらと思います。

イチカワトモタケ

+++++++++++++++++++

つづく