ドイツかご博物館 ミヒェラウ― ドイツ出張記 15 完

こんにちは。 イチカワ トモタケです。

さあ、いよいよ
2025年9月に訪れたドイツの出張記、
今回が最後のジャーナルとなります。

リヒテンフェルスの隣町・ミヒェラウに
「ドイツかご博物館」があると聞き、訪ねてきました。

係の方に許可をいただき、博物館内の様子を撮影させていただきました。
それでは、さっそく見ていきましょう。

19世紀後半から20世紀前半にかけてが最盛期で
ドイツのかごは世界各地へと流通していたとのこと。

リヒテンフェルスは鉄道の流通網を備えていて、
ドイツ最大のかごが集まる都市であったそうです。

最盛期には、リヒテンフェルスとミヒェラウ周辺で
およそ900人がかごの仕事に従事していたとされています。

このような歴史や系譜をたどっていくなかで、
自然と大分県別府市のことが思い浮かびました。

別府は現在も、日本有数の竹細工の産地として知られ、
温泉地としてもひろく知られています。

一方、リヒテンフェルスには、ミヒェラウの反対側に位置する
隣町「バート・シュタッフェルシュタイン」があり、そこも温泉で知られる町だそうです。

また、別府もリヒテンフェルスも、良質な材料に恵まれ、
かごを作る人や商人が多く集まっていたという共通点があります。

さらに、別府には竹かご、リヒテンフェルスにはやなぎのかごの
技術を学べる学校があるという点も共通しています。

私のなかで、遠く離れた二つの点がつながっていくような、
そんな感覚が生まれました。

こちらは、リヒテンフェルスのかごフェスティバルで、
パフォーマーの方が使用していた気球用のかごとおなじものです。

これは実際につかわれていたもののように見受けられました。

そして、最後の展示室に置かれていたのが、こちらの大きなかごです。

かごの作りを見ると、上下に返しのような構造があります。

日本でも竹で作られる、うなぎや魚を捕るための漁具のかごがありますが、
その構造にも通じるものがあり、どちらも魚が中に入ると
簡単には逃げられない仕組みになっています。

先ほどもお見せした、博物館の館名が記された板にも、
おなじ漁具のイラストが見られます。

この地域の川とともにある暮らしの中で
つかわれてきたかごなのかもしれません。

とても一日では見きれないほどの展示数でした。
今回のジャーナルでご紹介できたのは、その一部にすぎません。
あとはぜひ、現地を訪れて実際にご覧いただけたらと思います。

こちらは一般に公開されている博物館ですので、
機会がありましたら、皆さまもぜひ訪れてみてください。

ミヒェラウ博物館の様子を、ショート動画でどうぞご覧ください。

【音楽が流れます】

こちらは、ミヒェラウ駅とかご博物館のあいだを流れるマイン川です。

思い返せば、今回のドイツ出張記は、
フランクフルトのマイン川から始まりました。

短い滞在のなかで、フランクフルトを起点に北へ東へと進み、
多くの方に助けていただきながら、実りある時間をすごすことができました。

あらためて、今回お世話になった皆さまに、こころより感謝申し上げます。

Ich möchte mich bei allen, die uns dieses Mal so freundlich unterstützt haben,
von Herzen bedanken.

Auf ein Wiedersehen!

Je tiens à exprimer ma profonde gratitude
à toutes les personnes qui nous ont si chaleureusement soutenus cette fois-ci.

Au plaisir de vous revoir.

長い連載となりましたジャーナル「ドイツ出張記」も、これにて終わりとなります。

お付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。