齋藤かおるさんのアトリエ、そして森へ

こんにちは。

今回のジャーナルでは、山形で樹皮細工を手がける、
齋藤かおるさんのもとへ訪ねたときのことをお届けします。

できるだけ私たちが見てきた、そのときの風景を
みなさまにそのままお伝えできればと思います。

かおるさんのもとを訪ねたのは、2025年秋。

ちょうど「あけび」と「またたび」の材料を採りに山に入るご予定とお聞きして、
そのタイミングに合わせて工房へと伺いました。

知人の方が、駅まで迎えにきてくださり、
工房ではかおるさんが迎えてくださいました。

お会いするのは、実に8年ぶりのことです。
以前にも一度こちらの工房を訪れ、お話をうかがったことがありました。

それ以来、ペンダントやキーホルダー、オーナメントなど、
かおるさんの作品を弊店でも長くご紹介してきました。

かおるさんは、細かな編みや複雑な模様をつくり上げる、確かな技術をお持ちです。

そのうえで、やまぶどうやあけび、くるみといった自然素材を扱うことに、
おもしろさを感じているとおっしゃいます。
素材ごとに「クセ」や「うねり」があり、思い通りにならないところが魅力なのだそうです。

整えられた材料とはちがい、そのままの状態を受けとめながら、すこしずつかたちにしていく。
手間のかかる作業ではありますが、そのひとつひとつの積み重ねに、
仕事としての面白さがあるのだろうと感じました。

今回は2日にわたって材料の採取を見せていただきましたが、
かおるさんたちが山で採った素材のなかには、すぐには使わないものも多くあるそうです。

すこし年月をおいて、材料を十分に落ちつかせてから、編むこともあるとのこと。

そうした素材の一部が、このような唯一無二のアクセサリーや小物として生み出されています。

かおるさんは、小さなかたちのものづくりもお好きなのだそうです。

簡素に見えても、ひとつひとつ丁寧に仕立てられており、
素材の個性を生かしながら、しっかりとしたつくりに仕上げられています。

無理にかたちを整えすぎず、素材の表情をそのまま引きだしていく。
そうした姿勢が、作品の魅力につながっているように感じられました。

かおるさんがひとつのかごを仕上げるまでには、三十以上の工程があります。
その一つひとつに、手を抜くことはないそうです。

「本当は、もうすこし楽にできたらとも思うんですけどね」と話しながらも、
「お金をいただいて買っていただくものだから、きちんとつくるのは自分の責任」とつづけておっしゃいました。

せっかく手に取っていただくなら、良いものを届けたい。
その気持ちが、すべての工程に通っているのだと感じました。

ぜひ、その作品を店頭にてご覧いただければと思います。


“ひとつのテーブル” 特集展

齋藤かおるの手仕事 | 森からの恵み

やまぶどう・またたび・しなのき・あけび・くるみのアクセサリーとかごバッグ

南千住・市川籠店にて

2026年

4月29日(水祝), 30(木)

5月2日(土), 3日(日), 4日(月), 5日(火), 6日(水)

5月9日(土), 14日(木), 15日(金), 16日(土)

︎*上記日程は11時から16時までの間、どなたでもご来店いただけます

︎*上記以外の5月1日(金),8日(金),11日(月),13日(水)は来店予約制となります

*常設商品もご覧いただけます。お探しのものがありましたら、お気軽にお声がけください

ご来店予約ページはこちら

山形の地で、やまぶどう、くるみ、あけび、またたびなど、
さまざまな山の素材を用いて、ほかではあまり見られないユニークなかたちや、
思わず見惚れてしまうような樹皮細工をつぎつぎと生み出されている齋藤かおるさん。

ご自身で山へ入り、材料の採取から一貫して製作をされています。

今回の特集展では、弊店でも長くご紹介してまいりました
定番のアクセサリーや小物に加え、特集展限定の作品も多くご用意しております。

なお、やまぶどうのかごバッグは、店頭にて一点のみの展示・販売となります。
ご購入いただいたかごバッグは、会期中は展示をさせていただき、会期終了後にお渡しします。
あらかじめご了承いただけますよう、お願いいたします。

そのほか、齋藤かおるさんの製作コレクション(非売品)も
あわせてご覧いただきます。

期間中は、南千住の実店舗での展示・販売および
公式オンラインショップでも通常品および特集展限定作品の販売を予定しております。

齋藤かおるさんならではの、ユニークで瀟洒-しょうしゃ-な佇まいをもつ
作品の数々を、ぜひご覧ください。

皆さまのご来店をお待ちしております。

ここからは、作品の一部をご紹介します。

アトリエの雰囲気や、森での材料採取・加工の様子、ショート動画でどうぞご覧ください。

【音楽が流れます】

※作品は、作り手の長年の経験と試行錯誤から生まれた大切なものです。

製作の参考や研究を目的としたご見学につきましては、お控えいただいております。
状況に応じて、こちらからお声がけする場合もございます。

ご覧いただく際には、ほかのお客さまへのご配慮とともに、
節度あるご鑑賞にご協力いただけますと幸いです。

また、どなたさまにおきましても、店内での写真撮影は
店内全体を1枚のみとお願いしております。

個別商品の写真撮影は、基本的にお断りしております。
ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。