エスメ・ホフマンさんの展示と細編みの世界 ― ドイツ出張記 14

こんにちは。イチカワトモタケです。

2025年9月のドイツ出張では、もうお一人、
印象深い作り手の方にお会いすることができました。

今回のジャーナルでは、その方についてご紹介します。

リヒテンフェルスの町で開かれていた、かごフェスティバル。
その前夜祭では、メイン会場とはべつに設けられた特設会場で、
ある方の製作された作品が展示され、セレモニーも行われるとのこと。

それはぜひ見てみたいと思い、会場へと向かいました。

そして今回、この旧城で展示されているかごを作られたのが、
オランダのエスメ・ホフマンさんです。

展示のタイトルは
「Die feine Art des Flechtens(繊細な編みの芸術)」。

エスメさんは、やなぎを使った細編みのかごを得意とする作り手で、
これまでの作品を一堂に見ることができる貴重な機会ということもあり、私も楽しみにしていました。

また、すでに私たちがお取り扱いをしている
ベルギーのジェニーさん、ジェフカさんの師匠にあたる方でもあります。

この旧城での展示にあわせて、オープニングセレモニーも行われました。

旧城の大きな一室は、古い建築の面影をのこしながらも、
プロジェクターが設えられ、すこし高くなったステージには
ピアノが置かれていて、ホールのような空間でした。

こちらの、緑の服を着ていらっしゃるのが、エスメさんです。

セレモニーが終わると、会場にいた参加者は展示室へと案内され、
それぞれがエスメさんの作品をじっくりと見て回っていました。

写真の左奥には、帽子をかぶったジェフカさんの姿も見えます。
師匠の作品を、あらためてたのしまれている様子でした。

この時間はたくさんの人でにぎわっていたため、
私は会期中に改めてゆっくりと拝見することにしました。

さて、それではあらためて、エスメさんの作品をご紹介してまいります。
すべてではありませんが、その一端をおたのしみいただけたらと思います。

こちらは、リヒテンフェルスで偶然お会いできたときの一枚です。
左からエスメさんの旦那さま、エスメさん、ジェフカさん、ジェニーさん。

私はエスメさんのお名前は以前から存じ上げており、
ジェニーさんとジェフカさんからも、
師匠でいらっしゃるとうかがっていました。

この皆さんがそろっていらっしゃる場に立ち会えたことがうれしく、
思わずお願いして、写真を撮らせていただきました。

今回のリヒテンフェルスでは、
エスメさんとゆっくりお話しする機会はありませんでしたが、
いつかあらためてお話をうかがい、
みなさまにそのかごをご紹介できたらと思っています。

今回、弊店で開催した
“ひとつのテーブル” 特集展
ドイツで出会った、ヨーロッパのかごたち

この特集展では、ベルギーの作り手、
ジェニーさんとジェフカさん親子のかごをご紹介しました。

お二人は、エスメ・ホフマンさんのもとで学ばれた作り手で、
確かな技術に支えられたかごを製作されています。

今回の特集展のために、お二人が届けてくださったかごをご紹介します。
リンクから、各商品ページをご覧いただけます。

ジェニーさんとジェフカさん親子はユニットとして、
「デ・ラテラール(オランダ語で“音を鳴らすもの”の意)」
という屋号で活動されています。

ジェフカさんは、エスメさんの細編み技術を学び、
その技法を得意としながら、現在もさまざまな細編みのかごを製作されています。

一方、ユニットとして手がけられるものは、
ヨーロッパ各地に伝わるやなぎのかごのかたちから、
お客さまからのオーダーメイドまで、幅広いかごが見られます。

ジェニーさんがおっしゃっていた
「ゆりかごから棺桶まで」という言葉のとおり、
多様なリクエストに応じて、かごがつくられています。

店頭、そしてオンラインショップにて、
お二人のかごをどうぞご覧ください。

ドイツの出張記、いよいよつぎが最終回となります。

つづく

ベルギーのジェニーさん、ジェフカさんについて
こちらのジャーナルでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

出逢い / ベルギーより・ジェニー、ジェフカさん (前編)

宝石のようなかご/ベルギーよりジェニー・ジェフカさん(後編)